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スポット192(前) 行政が引き起こした列島のヒート・アイランド化によって豪雨災害と灼熱地獄が発

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スポット192(前) 行政が引き起こした列島のヒート・アイランド化によって豪雨災害と灼熱地獄が発生した ① 

20180710

太宰府地名研究会 古川 清久


昨年、スポット112 朝倉~日田が犠牲になった九州北部豪雨災害は行政が引き起こした! 以下連続して色々な側面から同種のblog を10本ほど発信しました。以下はその一本目の一部の再掲載です。

再掲載(画像抜き)…以前読まれた方は2pほど飛ばして下さい。


20177月の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市~大分県日田市に掛けての多くの山沿いの集落が悲惨な状況に陥っています。

しかし、本流の筑後川の堤防は決壊(決堤)、溢流(オーバー・フロー)もしていませんし、単に大雨が降って流れただけならば泣く人も全くいなかったはずなのです。


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画像は一例ですが、良く知られた場所の朝倉市杷木町の杷木ICの西側の被災地です。

今のところどこが最も酷い災害地なのかが分からない状態ですが、まず、筑後川北岸(右岸)の朝倉から日田にかけての山間部を中心に局所的に被害が出ているようです。

実は、この局所的と言う認識が重要なのです。

一般的には朝倉市から日田市に掛けた全域で大規模な雨が降っているといった印象をお持ちの方が多いかも知れませんが(そういった発表がされているので当然でしょう)、メンバーにはブロガーでもある元気象庁の上級職員もおられ、等しくこの一帯に住む者として“全くそうではない”という話をしています。

大規模な災害が頻発した前後、私自身は日田市でも東の標高450メートルの阿蘇の外輪山の延長の様な所にいたからかも知れませんが、それほど大規模な大雨が降ったと言った印象はありませんでした。

あくまでも、被害は山崩れが起こった地域に集中しており、この人工林地の崩落が起こっていない場所では被害と言う被害は全く認められないのです。

問題は人工林地の崩落であり、テレビ報道を見続け確認を続けましたが、その崩落地の大半がと言うよりも殆ど全てが杉、檜(まあ大体は伐期35年のはずの杉林なのですが)の人工林地だったのです。

その前に気になる事があるので先に触れておかなければなりません。

それは、「線上降水帯」とか48時間降水量(見せかけ上これまでにない大雨が降った印象を与える)で550と言った新表現によって過度に大規模な大雨が降っているといった印象を植え付けようとしている(印象操作)ように思える事です。

それに連動して、“焼け跡に焼夷弾”と言った感のある責任逃れのためのメールがやたらと乱発されているのです。

こういった事を奇妙に思っていると、武田邦彦教授がユーチューブ上で十分納得できる話を早々と出しおられました。


sp192-2

少なくとも私に関しては、行政や気象庁や大手マスコミは信用するに値せず、全くの嘘に近い情報を発信しているものと確信しています。

まずは、僭越ながらも武田教授の話を一つでもお聴き頂きたいと思いご紹介申し上げます。

今回の大雨報道、洪水報道の異常さについては武田教授が十分に話しておられますので付け加える必要などありません。

これも教授が指摘されていることですが、1957年の諫早大水害の降水量は、24時間(決して48時間ではないのです)1,109なのであり、遥かに多い(今回の4倍程度)降水量が確認されているのです。

つまり、この程度の雨(普通の大雨で来年でも今年でも再び起きる)はこれまでにも何度となく降っていたのであって、それ以上に大きな問題が背後に隠れている事に気付かなければならないのです。


諫早豪雨

諫早豪雨(いさはやごうう)は、1957725日から728日にかけて長崎県の諫早市を中心とした地域に発生した集中豪雨およびその影響による災害のこと。

諫早豪雨は気象庁が正式に命名したわけではないが、広く使われている呼称である。地元自治体やマスコミなどは諫早大水害(いさはやだいすいがい)の呼称も用いている。

以下の記述では、市町村合併によりすでに消滅している自治体もあるが、原則として豪雨発生当時の自治体名で示す。

南高来郡瑞穂村西郷では24時間降水量が1,109mmという驚異的な降水量を記録し、6時間降水量と12時間降水量では日本歴代最高記録を記録している。


ウィキペディア(20170713 21:26による


長崎大水害(ながさきだいすいがい)は、1982年(昭和57年)723日から翌24日未明にかけて、長崎県長崎市を中心とした地域に発生した集中豪雨、およびその影響による災害である。

気象庁は長崎県を中心にした723日から25日の大雨を「昭和577月豪雨」、長崎県は「7.23長崎大水害」(7.23ながさきだいすいがい)と命名したが、本項では降雨・災害双方を区別しない通称の「長崎大水害」を項目名とした。

以下の記述では、市町村合併によりすでに消滅している自治体もあるが、原則として豪雨発生当時の自治体名で示す。

長崎市の北に位置する西彼杵郡長与町では23日午後8時までの1時間に187mmの雨量を観測。これは日本における時間雨量の歴代最高記録となっている。また西彼杵郡外海町では23日午後8時までの2時間に286mmの雨量を観測し、こちらも歴代最高記録となっている。…

…時間雨量では長与町役場に設置された雨量計で2320時までの1時間に187mmと、1時間降水量の日本記録となる値を観測。長浦岳の雨量計(アメダス)では19時までの1時間に153mm、同8時までに118mmの雨量を観測した。また、外海町役場に設置された雨量計で2320時までの2時間に286mmと、2時間降水量の日本記録を記録している。降り始めからの24時間雨量は長崎海洋気象台で527mmを観測した。

ウィキペディア(20170719 11:18による


299人の死者を出した長崎豪雨災害は527㎜であり、48時間で550㎜などと倍の嵩下駄を履いた朝倉は24時間に置き換えれば、その半分の規模でしかなかったのです。

今回の豪雨災害(一応豪雨としておきますが…)の特徴はどなたが見ても歴然とする杉、檜の流木の異常な多さで、どのように考えても売れもしない人工林を無理に植えさせ、売れないまま放置させていることから、急斜面に50年生、60年生といった通常の伐期を越えた大重量の危険な木材が崩れ落ちるのを待っていた事にあったのです(これを追認したのが「長伐期施業」という事実上の棚上げ政策です)。

これこそが拡大造林政策の付け回しによる負の遺産であり、今後、国民生活を脅かす危険な時限爆弾と言えるものなのです。

恐らく今回の災害復旧が完了する前後には再び別の豪雨災害が追い打ちをかけ、今回被災を免れた場所や復興したばかりの場所さえもが再び抜ける事になるでしょう。

事実、日田市の山国川流域では五年前の災害復旧の途上の場所が、またもや新たな洪水被害を受けている様なのです(まだ、現地に入れないため確認できないでいます)。


さて、話はここから始まります。

2018年の全域を襲った西日本豪雨災害(200人近い死者50人近い行方不明者…未確定)が終わると、

一転して35度どころか38度に昇るカンカン照りが続いています。

まずは、と言っても長文ですが、打ち水大作戦の大間抜け 古川清久/太宰府地名研究会なり① ひぼろぎ逍遥 スポット001 この耐え難い「ヒート・アイランド現象は国土交通省、農水省…が引き起こした!を読んで頂きたいと思ってしまいます。

勿論、このくそ暑い時にそんなものを読んでいられるか!とお思いの方は、水ぶろにでも入って本でも読まれた方が余程ましですので、間違っても無理に草むしりして熱中症で心肺停止に至るよりは、ペンギンのような生活の方が余程良いに決まっています。

事実、私もエアコンはあるものの水風呂と濡れたバス・タオルを背負って扇風機に当たりながらこのブログを書いている訳です。

生ぬるいエアコンよりは扇風機で濡れた皮膚に風を送れば気化熱(潜熱)によって皮膚の温度が下がることからそれなりに快適なのです(エアコンが無い時代田舎の婆さんなどが濡れタオルを背中に掛けていた事を懐かしく思い越しています)。

どうせ、死ぬまでにあの懐かしい四季のある古き良き日本列島や夕立の風情が戻るとは思えませんので、来世はペンギンに生まれ変わりたいと思うばかりです。

石原莞爾排除後の現代版関東軍とも言える国土交通省と、格下ながらも農水省の二省庁が列島に巨大なヒート・アイランド現象を引き起こし、大豪雨と軒並み35度を超える(室内では体温を上回る40度)カンカン照りが続く国土(酷土破壊)を齎したことはもはや疑う余地がありません。

彼らは、今尚、開発と称し利権構造を維持しながら、自分達だけはのうのうと天下りし甘い汁を吸い続けているのです。

まさしく国家のためにも国土のためにも国民のためにも国民経済のためにも働かない寄生虫とも言うべき国賊なのです。

この中で、数十万の直接的な犠牲者が産み出され、人生を失った国民が死ぬまで働かされようとしているのです。


 ひぼろぎ逍遥 スポット001 

この耐え難い「ヒート・アイランド現象は国土交通省、農水省…が引き起こした!

 打ち水大作戦の大間抜け 古川清久/太宰府地名研究会

 熱 禍 (打ち水するより、コンクリートを引っ剥がせ!)アンビエンテ


これから今回の原因であるヒート・アイランドの話を書きますが、余程気に障ったと見えて、槌田エントロピー理論の槌田敦教授と近藤邦明氏が継続している「環境問題を考える」“その科学的根拠を論じる”というサイトのサブ・サイトとして10年以上前ですが「アンビエンテ」内にヒート・アイランド問題を書いたアンビエンテⅣの56本が、アクセスできない様になっています。

どうせ金で雇われた国交省かどこかの別動隊でしょうが、不都合な記事をネットから消して廻っているようですので、こちらも対抗措置としてこれからも乱発したいと思っています。幸いにも今のところは上の三本は系統が異なるからか生きていますのでお読み頂きたいと思います。ただ、「打ち水大作戦の大間抜け」は相当の長文ですので覚悟してお読み下さい。




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