スポット034 ネット上に百嶋神社考古学(神代史)研究所の設立を! ②
20160510
久留米地名研究会(神代史研究班)古川 清久
次は「ひぼろぎ逍遥」(跡宮)ですが、週間のデータが出ないため、昨日のアクセス件数を表示します。
どちらもアクセス件数が日量で500件以上になっています。
二つのブログでようやく安定して日量1100件ぐらいになってきましたので、来年の今頃にはもしかしたら1200~1500件の間に上がっている(基礎データの絶対量は増え続けますので)かも知れません。
ブログを二つに分割した理由は、プロバイダーなどからの圧力を多少は緩和でき、場合によっては、いつでも他に移行させるという体制を維持することによって、アクセス制限とか部分的に公開ストップといった不当な干渉(検閲)を牽制しようと考えているからです。
ブログのスタートから二年ちょっとでこのレベルまで上がって来れたのは、一重に読者の皆さんのおかげと感謝していますが、日量1000件としても年間36万件のアクセスになるのですから、なんとか年間50万件のアクセスも照準に入ってきたようです(オンエア直前の状況では1100~1200の間に入っています)。
地名、民俗学、古代史にシフトした「ひぼろぎ逍遥」と、神社研究に特化した「ひぼろぎ逍遥」(跡宮)の二本立てのため多少は読者層が異なるのでしょうが、 この二つのブログをコアに百嶋神社考古学に関心を寄せる研究者のブログを集め、ネット上に神社考古学(神代史)研究所(会)を創りたいと考えています。
内容は各々異なるでしょうが、多くの情報を集中させ将来的にはネット上で情報交換、意見交換もできる体制が取れたらと考えています。
趣旨に賛同される方は、リンクを張るだけで研究室が提供できますので、ご連絡(09062983254)を頂きたいと思います。
既に、幾つかのサイトから賛同を頂いていますが(現段階で12のblog+HP)、将来的には神社考古学講演会、神代史研究会を行いたいと考えています。
神社考古学(神代史)研究所(会) → ○○研究室 → 各連携サイト、blog
神社研究者の連合体がそのまま古代史研究とか九州王朝研究に繋がるとは考えていませんが、まずは、
神社を研究されておられる方々の緩いネットワークを創り、情報交換と交流を進め神社の引いては古代史の解明へと踏み込みたいと考えています。
百嶋先生は生前に、九州王朝論を多少とも理解した人でなければ、神社を研究しても意味がないし、話をする価値もないとおっしゃっていました。
つまり、神社は二重、三重に権力交代の影響を受けており、神社の表層だけを見てもそこに祀られている神とそれを奉祭する氏族を見出すことはできず、その神社とその背景の本質は見えてこないのです。
また、私自身も九州王朝論研究はそれ自体で一つの完結性を持っており、古代史解明のための十分条件と考えていたのですが、神社を調べれば調べるほど、特に九州に於いては「記」「紀」と整合しない事に直面してきたのです。
結局、九州王朝論は古代史研究の必要条件でしかなく、最低でも九州の神社の全体像が分かって初めて古代史の真実が浮かび上がってくるのです。
神社研究者の方々も、単にセオリツヒメ(実は櫛稲田姫)が誰かを探し歩くとか、コノハナノサクヤヒメを追い求めるとか、アイラツヒメを探るといった個別の テーマで神社を探訪されている方はもとより、もう一歩九州の古代史を探るというところまで踏み込もうとされるのならば、ぜひ、百嶋神社考古学の世界まで飛 躍して頂きたいと思うものです。
神社研究とは、表札に書かれた神々をそのまま覚え込む事でも、御朱印帳を増やすことでもありません。
神社の本当の神々を探り当て、その地に生きた人々の歴史知り、自らのルーツを発掘する事なのです。