429 富士山浅間神社周辺の神社初参拝 ② 北口本宮冨士浅間神社 “神倭伊波礼比古命も…”
20161212
太宰府地名研究会 古川 清久
山中湖畔で車中泊した後、朝一番で、数社を見て回りました。
三番目に訪問したのが、ハイライトとも言うべき北口本宮冨士浅間神社です。
見た目にも荘厳、豪奢、壮麗のどれを形容詞に使うのか迷うほどの美しさに圧倒されます。
同社公式HP
祭神に関しては、尚、ニニギが残されていますが、これは神社庁からの要請を入れ受け入れたものと思いますが、初見程度で深入りする事はやめておきましょう。
百嶋由一郎極秘神代系譜(部分)
私達が注目するのは摂社の祭神でありその配置です。
特に重要なのは神殿の後ろに並べられた摂社群であり、その中に天津日高彦火火出見命(ニギハヤヒ)と初代天皇の神倭伊波礼比古命(カムヤマトイワレビコノミコト)があったことから興味深く見せて頂きました。
まだ、浅間神社に関しては端緒に着いただけで、予断は避けておきます。
面白いと思ったのは、九州の二十三夜に対して、十七夜講(立ち待ち月)があるのです。
十三夜、十六夜、は知られていますが、十七夜は初めて知りました。
東京中野の十七夜講社記念碑
浅間神社の主神コノハナノサクヤヒメはトルコ系匈奴と考えられる大山祗命の娘(母親は博多の櫛田神社の大幡主の妹の埴安姫)で大国主命の妹でもあります。
このような月を愛でる風習と通底している事が分かります。