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430 富士山浅間神社周辺の神社初参拝 ③ 冨士御室浅間神社 “ウマシアシカビヒコヂが…”

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430 富士山浅間神社周辺の神社初参拝 ③ 冨士御室浅間神社 “ウマシアシカビヒコヂが…”

20161212

太宰府地名研究会 古川 清久


428 富士山浅間神社周辺の神社初参拝 ① 河口浅間神社でふれた親友のT氏の案内で富士五湖周辺を散策しましたが、彼が勧めた一社で結構大きな発見をする事となりました。冨士御室浅間神社です。


430-1

冨士御室浅間神社参拝殿


冨士御室浅間神社 カーナビ検索 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山 富士河口湖町勝山3951


ご祭神

木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

天孫・瓊瓊杵尊の妻となり、火の中で皇子を無事ご出産なされたという故事から、良縁・子宝・安産・火防の御神徳が特に有名な富士山の女神。 また火山を鎮める水の女神ともされ、富士の豊富な湧水が多くの恵みをもたらした事から、流通、繁栄の神としても崇敬を集めている。

同社HPによる


4301-2

お気付きでしょうか?神殿に千木鰹木がないのです。

そもそもこれらの千木鰹木といったものは中国南部の山岳地帯のようにふんだんに木材が使える環境の民族の風習でしかなく、モンゴル高原、満州はもとより中国の華北、中原の風習ではないのです。

従って、北方系の神々にとっては太く長い木材を使える事が誇りでもステータス・シンボルでもないのです。

このことは、主神のコノハナノサクヤヒメの父神である大山祗命がトルコ系匈奴であったとする百嶋神社考古学と通底している事をついつい意識してしまいます。

さて驚いたのは神殿の背後に廻った時でした、幾つかの境内社があったのですが、その一つに別天神社、国津神社なるものがありました。

 それが何だ?と言われそうですが、問題は横に置かれた祭神名でした。

天御中主神、髙産皇霊神、神産皇霊神、可美葦牙彦舅神、天之常立神、伊邪那岐、伊邪那美とかかれているのですが、この中にほとんど見る事のない可美葦牙彦舅神(ウマシアシカビヒコジ)がおられたのです。

天地開闢神話に登場する一柱で「古事記」で宇摩志阿斯訶備比古遅神、「日本書紀」で可美葦牙彦舅尊とする神なのですが、通常は出雲大社の奥(客人神間)にしか祀られていない神様です。

そして、天御中主神の夫神にあたる方で、トルコ系匈奴と睨む方なのです。

 これまで、福岡の名島で遭遇した以外はなく、まず、めったにない神様なのです。

この一社を発見できただけで山を越え甲府盆地から出て来た価値があったと言うものです。

 この外には片山社、岩割社、天神社、雷社がありましたが、片山社は見当が付きません。

 岩割社は言うまでもなくイワサク、ネサク 磐裂根裂の神で、鉱物採取、金属精錬の神様です。

 ネサクが金山彦、イワサクがお妃の埴安姫で良いかと思います。


403-3

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