スポット129(後) 第2次スペイン市民戦争(想定)とカタルーニャ独立運動
20171005
太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久
このスペイン市民戦争の敗北については、1960年代現代思潮社によって刊行されたジョージ・オーエルの「カタロニア賛歌」に良く描かれています。文庫本(ハヤカワ文庫)もありますので、今でも十分にネットで手に入るでしょう。確か五木寛之氏も『わが心のスペイン』を書いていましたね。
「カタロニア讃歌」
英国の社会派エッセイストであったオーウェルはスペイン内戦の勃発のニュースを耳にして、ファシストの反乱軍と戦うためにスペインのカタルーニャ地方へと赴き義勇軍に志願する。しかし彼がそこで体験したのはロマンティックな英雄譚とは程遠い、退屈で物資に事欠き悲惨で汚臭にまみれた塹壕戦であった。
だが、数ヶ月ぶりに休暇で前線からバルセロナに戻ってきたオーウェルが目にしたものは本来一体となってファシストに立ち向かうべき後方の人民政府(共和国政府)内で繰り広げられる愚かな権力争いであった。ソ連のコミンテルンの支持の元、政府内の主導権を握った共産党は政府内の他の政党をトロツキストと決め付けて敵視し彼らへの締め付けを強化していた。
休暇を終え、再び前線に戻ったオーウェルだが、負傷によりバルセロナへと後送される。しかしそこで彼を待っていたものは彼の部隊が所属していたPOUM(マルクス主義統一労働者党)の政府による非合法化、そして共産党とPOUMやアナーキストとの間で繰り広げられる市街戦と政府による逮捕・投獄などの恐怖政治だった。オーウェルの身の上にもその手が及ぼうとするが……。
以上、これもウィキペディアによる
スノーデンが言う“「イスラム国」台頭は大国の陰謀!?”は恐らく間違いないでしょう。
これを、イスラム原理主義過激派による残虐行為を止めさせる現代版十字軍アホ(クルセイダース)などと考える間の抜けたB層はどうしようもないのですが、ネット上ではユーチューブで多くの識者が議論を展開しています。
馬渕睦夫氏はもとより、副島隆彦氏、リチャード・コシミズ氏、敬愛する鬼塚英昭氏、若きサユ・フラット・マウンド氏…。しかし、マスコミにも受け容れられる様なジャーナリストは山ほどおられますが、そういう方は恐らく軸足を権力に乗せておられるからであって、所詮御用学者の誹りは免れないでしょう。
政治ジャーナリズムは元より、この薄汚い政治に関わる気は一切ありませんので(どうせ国民の物というのは見せ掛けだけで、日本がどうなろうが知った事じゃない)疑問に思われる方は騙されないために自分でお調べになって下さい。とにかく恐ろしいほどの嘘とデマと陰謀と、虚構、捏造の世界が現代なのです。マスコミや政府が言う事を絶対に信用しないでください。
多分間違いないと思うのですが、国際金融資本は人為的に戦争を連続させアメリカの借金を帳消棒引きにして基軸通貨としてのドルを防衛しようとしているのです。
そして人口の半減どころか十分の一化を狙っているのです。
勿論、責任など持ちませんが、かつてユーロ・コミュニズムの一角を構成したスペイン共産党にもこの薄汚いかつてのスターリニストPSUCカタルーニャ社会主義統一労働者党の一部が加わっていたはずなのです。
今度の独立運動がおいそれと内戦にまで発展するなどとは思いませんが、どうしてもフランスのマクロン(ロスチャイルドの手先)などによる工作が入り、カタルーニャ独立派の運動は潰されることになるでしょう。ただ、今度の独立運動にはエゴイズムと偏狭な民族主義以上のものが感じられないのは、労働者の手による理想社会への運動がスターリニスト共によって潰されたため、手垢どころか泥まみれになっているからかも知れません。
カタルーニャ・ナショナリストとカタルーニャ分離主義者は、カタルーニャは財政赤字を埋めようとするスペイン国家によって経済的損害をこうむっていると主張する。また納めた税金よりも、受けるべき恩恵が少ないとする。これらの理由から、伝統的にカタルーニャは司法、行政、立法、文化、経済の各立場から、現在よりもさらに高度な自治を要求している。
象徴的な立場からは、カタルーニャはスペイン選手団の構成に加わらず、カタルーニャ独自の選手団を持つべきと論ずる。スペイン選手団とは明らかに区別して、非国家であるスコットランド、ウェールズ、マカオのように、国際的なスポーツイベントに公式に参加すべきという。
カタルーニャ・ナショナリズムとカタラニスモを区別しなければならないのは、カタルーニャの象徴や伝統を賞賛しながらカタルーニャ語という文化を守ることと、さらに大きな自治の獲得を説くことは、ナショナリズムのパラメーターのもとではその政治的アプローチが明確でないところである。しかし多くの調査によれば、カタルーニャ人の大部分がカタルーニャが国であると信じており、政治行動を行う機関ではないとし、スペイン国内でのカタルーニャ国の完全統合を説く。カタルーニャ独立運動という選択を排除しているのである。カタルーニャ独立運動では、カタルーニャ社会主義者党(PSC)及びカタルーニャ緑のイニシアティブといった政党は『ナショナリスト』とみなされないが、カタルーニャ人として正式にカタルーニャは国であるという理念を守っており、現在の自治州の枠組みまたは連邦国家の定則においてスペインの一員であろうとする。
ウィキペディア(20171008 21:54)による
まず、この程度の運動で軍隊を送り込む必要はないのであり、現代版フランコなど登場する余地はないはずです。いずれにせよ、かつてソ連邦擁護一辺倒だった社青同の向坂協会や何の知識も持っていなかった民青同盟に、始めから中国礼賛で列島最低水準の労働党などといった愚かな連中も、この「カタロニア賛歌」でも読めば自らの馬鹿さ加減が分かるはずなのですが、最早、間に合うはずなどないのです。
こういった間の抜けた疑似左翼によって、またもや労働者の数世代が失われてしまったのでした。