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スポット130 九州北部豪雨災害の崩落木材が燃えている!

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スポット130 九州北部豪雨災害の崩落木材が燃えている!

20171009

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


この写真は2017107日朝8時丁度に研修所がある別荘地正面から、通称、日田のグリーン発電所が出す煙を元朝日新聞記者の内倉武久氏と共に確認したものです。

 当日は逆転層も起こっており、左(南)にも煙が棚引いています。


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時間をおいて太陽が雲から出てきて日差しが強くなった時に写した写真です


 所謂、流木と称せられているのですが、災害の最大の原因となった倒木、崩落木の膨大な山は仮置場にも困り、小学校の運動場などに山積されているのです(決して所有者不明の流木ではなく倒木なのです)。

 問題はその量で、2017.7.13 19:49更新)によると、「今回の豪雨は大量の土砂や流木で、1週間以上が経過しても約20人と連絡がとれず、自衛隊などが捜索を続行。福岡県は13日、朝倉市と東峰村の流木は少なくとも36万立方メートル、重さにして20万トンとの推計値を公表した。流木の多くは上流域の山林に植樹されたスギやヒノキで、土砂崩れとともに川に流され、道路や水田などに積み重なっている。」…36万㎥、20万トンに上るのです(福岡側のみ)。

 我々は多少過大ですが仮に一本1トンとしても数十万本もの針葉樹が崩落して処分せざるを得ないものになったのです(実際には大分県側のものもありますし、海まで流れた流出木までもあるのですから、これ以上のものになることは言うまでもありません。日田市側のものは夜明ダムで止まっているため大分県側の流木はとりあえず無関係とは言えますが…)。

 2005年でしたか…、宮崎県宮崎市(旧田野町)の鰐塚山の管理された国有林地の大崩壊も百万本クラスでしたので、どうやらそれに次ぐ1/5程度の規模のものになりそうです。


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無論、有償ですが、膨大な経費を掛けて焼却処分が続けられているのです。

 具体的には確認できる立場にはありませんので不確かですが、域外からもどんどん持ち込むと聴いていますので、既に(いずれか?)、朝倉市、東峰村(福岡県側)のものも燃やされて(される)いるものと考えているのです。勿論、日田市側のものは当然燃やされているでしょう。


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参考にできる情報は限られていますが、恐らくこの程度の処分費用は掛かっていると考えられます。

 ただし、実際にそれだけ掛かるという意味ではなく処分費用は行政からの丸取りですから相当にふっ掛けられているはずです。

 ミルトン・フリードマンが言ったように(古い本ですが「選択の自由」)、人は自分の金を他人に使う時に最も慎重になり、他人の金を他人のために使う時に最も好い加減になるものです(自分の金を自分に使う他人の金を他人のために使う場合もありますが)。勿論、公共事業とは間違いなく後者に該当します。



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確認できませんが、搬送費用は別としても、㎥当たり10,800円の費用が掛かるというのです。

 余りにも高額な単価であり、かなりの疑問がありますが、一先ずは受け入れることにしましょう。

嘘をつかないはずの行政絡みの話ですから、誤りとしても許容の範囲でしょう。

 その一つに、産業廃棄物処分に於ける「原則野焼き禁止」(当初の導入時期には「原則」が付き恐る恐る=こんなに儲けて良いのかな…でしたが)、今や野焼きができないという原則が貫徹し?、行政自らが決めたくだらないルールによって、膨大な税金が一部の特定の業者に流し込まれる事になっているのです。

 それもこれも、収益から言えば一本当たり大根の値段程度の木材の処理に、法外な金額が消費されていることからきているのです。

 リサイクル発電所に於いて、一本の木材を仮置き場=貯木場から運び、一部はチップに加工し、チップにできない(しない)ものを燃やすためにも膨大な人件費、施設費、経費が掛かっているのです。

 この金を貰って仕入れた木材を燃やして発電したとしても、原発以上のものすごい経費を掛けた非効率な発電になっている(本来ならばこんな電力は高すぎて買えないもの)のですが、原則野焼き禁止が宝の山の源泉となっているのです。

 このために幼稚園の野外での焼き芋が禁止され、神社の落葉を正規のゴミ袋で産廃業者に渡さなければならなくなったのであり、家庭の庭木を燃やしても通報されてしまい警察が駆けつけると言うくだらない構造が産まれたのです。

 この野焼き禁止を徹底させるために全国の産廃業者、その当時の予定者どもはその配下の手下どもを使って自治会の行事や農家の焼却から家庭の焼却から大工、左官など中小の商工業者に至るまで、焼却処分している人間を見つけたら直ちに通報し徹底的に潰したのでした。

そして、小規模な伝統的焼却業者はダイオキシン問題(実はこれも捏造だったのですが)を利用して新興の産廃業者が土建業者に続き日本の富を懐に入れる薄汚い利権集団として登場したのでした。

 このように、国家の富を食い物にする構造の肥大化によって国家財政が破綻し、国力を落し続けているのです(原発の後始末の法外な処理費用は元より、このような箍の外れた国家は国民には敵対物でしかないのであって早く潰れてしまった方が余程ましなのです)。

 実際そのような方向で進みつつあるようで喜ばしい限りです(早く財政破綻によって潰れてしまえば存続できなくなるのですから)。

 恐らく今後も頻発するであろう朝倉~日田に掛けての人工林崩壊によって、国家財政の破綻はさらに一層明瞭になっていく事でしょう。

早く潰れてしまえば変化も早くなる…。行政の長などやらない方が得な時代(賄賂も利権も消失し苦労とノイローゼと嘘だけが残る…)がやって来てこそ正しい時代が始まるのです。


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