スポット194 異常なほど暑い夏は戦後70年掛けて国土交通省と農水省が引き起こした ①
20180720
太宰府地名研究会 古川 清久
まだ、本来なら梅雨も明けていないといってもおかしくはない夏休み前の7月19日ですが、早くも列島全体が40度を超える気温を観測したとして大騒ぎをしています。
当方も、エアコンを使わずに水風呂と濡れタオルでブログを書いているのです。
面白いのは、これほど暑い日が連続しているにも拘わらず、今年に関しては何故か「CO2温暖化論」という大嘘で声高に説明する傾向が認められないのです。
これもトランプ効果と言うか、彼もCO2温暖化論がデマである事を十分に知っており、裸の王様効果が広まり始めたのかも知れませんが、ネットでCO2温暖化論が虚構であることがかなり理解され始めており、本当に高温に苦しめられている国民からは国家への信頼性が揺らぐことに気付き始めたからかも知れません。
この問題については詳しくはネット上の別の3セクターで書いていますので、以下を中心にお読み頂きたいと思います。
ただ、「熱 禍」に至っては「日華事変」への架け橋となった「熱河作戦」までふれて書いた長文ですので、暑い中辛抱して読んで頂けるとは思えませんので、簡略化したモデルで何度かに分けて説明していきたいと思います。
まず、標準的なモデルから考える事にしましょう。皆さんが中学校の時に習った懐かしいモデルです。
朝、太陽が上がって来ると、地表は間断なく温められ地表の水は水蒸気として高空に上がってきます。
この時に地表から熱が奪われる=つまり地表の温度が下がるのですが(100℃の水1gが100℃の水蒸気になるには539calの熱が必要で水の気化熱と言われるものです)、その水蒸気が高空に昇がり冷やされる事によって水滴となり(この時にも空の上で熱を放出しCO2など問題にならない規模の大量の熱が宙空間に熱が放出される事にも関係してくるのですが、ややこしくなるのでこの話は致しません)雲として漂い、それが飽和状態となり上昇気流でも支えられなくなると一気に雨として地表に降ってくるのです。
これが雨の仕組みなのですが、同時に安定して降ってくるはずの冷された雨(水)によって地表の温度もが一気に下がっていたのです。
まず、これが、ほぼ、毎日、定期的に起こったのが、昨今消えてしまった夏の夕立であり、熱帯地方ではジャワ島やボルネオ島のスコールだったのです。さて、重要なのはここからです。
昔は、都市だろうが農村だろうが山村だろうが、家の周りに森や林や池があり、川にも水があり、家の裏にさえも井戸や裏堀(ユドネ…)から池までもがあって、鎮守の森から道路や堤防の土手にも土があり雨を吸い込むに十分な地面もあったのですが、今や、一般住宅や団地の駐車場を始めとして、近くのラーメン屋だろうが大型ショッピング・センターだろうがコンクリートで塗り固め、仮に雨が降ったとしても、貴重極まりない水が三面張りの側溝によって下水道や河川に一気にい流し込まれ、直ぐにカラカラの地表となってしまう様になってしまったのです。
当然にも、メダカやカエルや蛇がいた川も池も大半の生物が失われた上に、事実上、地表から水が消えてしまったのでした。
するとどうなるでしょうか?と言うよりもどうなったでしょうか?
地表に水を溜め込む力がなくなれば、前掲の雨の仕組みのモデルの①から④のくりかえしが全くできなくなり、夕立も当然に消えたのでした。
代わりに登場し始めたのが都市型豪雨でした。大都市はほとんど臨海部にあるため、一方的なヒート・アイランド起源の急激な上昇気流が発生すると海から送り込まれる湿った空気が一気に持ち上げられて大雨となるのですが、これは近年の別の現象になりますのでここでは触れません。
では、このように地表を一変させたのは誰だったでしょうか?
勿論、下水道事業は厚生労働省所管でも行われましたし、公共工事は色々なセクターでも行われています。
言うまでもなくゴルフ場やショッピング・モールなどは民間で開発されてきましたが、圧倒的な影響力を持ったものは、国土交通省とその面積からも農水省だった事はお分かり頂けることでしょう。
これが“異常なほどの暑い夏は戦後70年掛けて国土交通省と農水省が引き起こした”とした理由です。
そして今回の「線上降水帯」という奇妙な新造語もこれらの行政の無策というよりも国土への破壊行為に対する国民の批判を躱すために政府からの要請によって行政の責任逃れに手を貸している可能性があるのではないかと考えているところです。
既に今年は熱中症で倒れた人は万人単位に近づき、とうとう死者が二桁を越え、実際には隠れたもの(病死扱い自殺扱い)を併せれば実際には三桁に上がっているのではないかと思います。
実際こんな国なら死んだ方がましなのですが…。
面白いのは二年後にオリンピッをヒート・アイランドの中心地の東京でやるという大笑いです。
物心がついた小学校以来一度もオリンピックなど見た事の無い者としては、一片のスポーツ・マン・シップもないこのような、ヨーロッパ不良貴族共が始めたくだらない興業(サーカス、ストリップ・ショー、見世物…)でしかない上に、運営側も選手側も不正に不正を重ねるものなどはサッサと辞めてしまえと言い続けているのですが、完璧に破産し分厚い化粧の小池○○子が化粧を流しながら謝罪する姿が目に浮かぶようで実に楽しみな限りです。恐らく熱中症による死者さえも出る可能性も考えられ早く来い東京オリンピック…という訳です。
こんなものに予算を使うくらいならば、いち早く犠牲になった被災者の救済に資金投入すべきなのです。
既に、小泉竹中によって国民の所得が半減している訳で、災害義捐金も桁違いに金が集まらず、土建屋、産廃業者…共が法外な利益を上げているのです。不正国家、不正社会、こいつらの財産を没収せよ!
では、今度の豪雨災害の雨はどこからもたらされたのでしょうか?実は海からなのです。それについてはまたお話しする事にしましょう。