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260 若き大国主命=大己貴(オオナムチ)ならぬ大己彦を祀る“春日市の白玄社”への再訪!

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260 若き大国主命=大己貴(オオナムチ)ならぬ大己彦を祀る“春日市の白玄社”への再訪!

201511104

久留米地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久



春から始めた百嶋神社考古学勉強会は順調に回を重ね、月例会化できるようになりました。

メンバーも十人を超え(オンエア時点では15名)安定して開催できるようになってきました。

それに、関東、関西、熊本にも関心を寄せる人々が現れ(掲載時点では全国で2530人)組織的活動も始まりそうな勢いです。

11月はたまたま日曜日の午前中に行う事になり、自然食という不自然なランチを食べて、昼からは参加者のうち7名が春日市内の重要な二社を訪問する事になりました。

一つは、白玄社(大国主が幼少時の名で祀られる大国主を祀る最も古い神社)であり、もう一つは伏見稲荷の最も古い神社である白川伯王益寿稲荷です。

二社ともにどえらい神社ですが、既に、両社とも


「ひぼろぎ逍遥」(跡宮) 024 大国主は九州で生まれた “オオナビコ(大国主命=オオナムチの幼名)を祀る春日市の伯玄社” 029 伏見稲荷様も九州出身 “春日市の白川伯王益寿稲荷”


として書いています。ただ、今回、伯玄社に関して前回のブログで掲載していない映像をお見せしたいと考え、再度ブログとして書くことにしたものです。


260-1


当日は欠席者が多く、男4名、女4名の8名の参加でしたが、7名で現地探査に向かいました


白玄社は春日市の商工会議所の敷地内にあり、駐車場もあることから、同地を探して見学される事をお勧めします。


カーナビ検索
福岡県春日市伯玄町2丁目24


詳しくは、前掲のブログを読んでもらうとして、今回は、神仏混淆化された参拝殿(お堂)の裏に石造りの神殿の神額を見て頂きたいのです。

実は、前回訪問した時は、文字が書かれているとは考えていなかったのですが、今回、訪問すると、ちゃんと書かれている事に気付いたため、改めてお知らせする事にしたものです。

通常は、ボロタオルを用意して水に濡らして表面を拭けばだいたい文字が浮かび上がるのでどなたも試してみて頂きたいと思います。

デジタル・カメラで撮影した画像を、コントラスト、明るさをパソコンで調整しても文字が浮かび上がる事があるのですが、まずは、このような簡単な方法でもなんとかなるものなのです。




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白玄社(上)神殿    神額(下)

260-3

「大巳彦神」と彫り込まれていることはお分かりになるでしょう


やはり、多くの人間の目で何度も訪問すれば、その都度、新たなものが発見できるものです。

これが大国主命(オオナムチ)の幼名(オオヤビコ)であり、大国主命が現出雲の国の人など言う近畿大和朝廷が捏造した「古事記」などを真に受けない様にお願いしたいものです。

次に向かったのは、白川伯王益寿稲荷です。

ここは、非常に分かり難い場所にあることから、相当に前もって下調べをして行かないと辿り着けません。


カーナビ検索 春日市須玖北8-48辺り


260-5

「白川伯王」益寿稲荷の「白川伯王」自体が、明治維新まで天皇家の祭祀を行っていた白川伯王家に関わるものであり、「出勢稲荷」の表記も非常に古いものなのです(昨年末舞鶴の某社で見ましたが…)。

今回は、「大巳彦神」と「出勢稲荷」の画像を再度お見せしたかったことから書いたものですので、これまでとします。


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