スポット028 宮地嶽神社の浄見 譲宮司の講演が行われます “5月8日(日)菊水史談会へ…”
20160405
久留米地名研究会(編集員) 古川 清久
宮地嶽神社と言えば、福岡県下で二番目に参拝客の多い神社として知らぬ人のない大神社中の大神社ですが、九州王朝論者の間では知らぬ人の無い幻の九州王朝宮廷舞「筑紫舞」が秘かに謎のくぐつ集団によって千数百年来舞われ続け、奇跡的にも同社に継承された事は有名です。
この幻の「筑紫舞」の伝承については多くの驚愕すべき話があるのですが、それについては、故)古田武彦氏による「よみがえる九州王朝-幻の筑紫舞」角川書店、後にミネルヴァ書房を読まれるとして、
その歴史の化石とも言うべき「筑紫舞」「筑紫神舞」の舞い手であり継承者でもある浄見 譲宮司による「宮地嶽神社とつくし神舞」という講演が行われる事になりました。
日 時 5月8日 13:30~
会 場 熊本県玉名郡和水町江田3883-1 ℡0968-86-2022
講演者 宮地嶽神社 浄見 譲宮司
講演内容 「宮地嶽神社とつくし神舞」
事前申込不要 資料代500円
今回、取り組んで頂いたのは、近年、九州王朝論者による講演を連載されている菊水史談会です。
浄見宮司には五年前にも久留米地名研究会において「九州王朝の周辺」というテーマでお話をして頂きましたが、通常30名から多くても40名程度の参加の月例会でしたが、一挙に60人を超える参加を得た事が思い出されます。
その後、玄海地名研究会に研究会会場をご提供頂くなど、大変お世話になっているところです。
菊水史談会は十年前から九州王朝論者の佃 収先生の講演を取り組んでこられましたが、これほどまでに急速に九州王朝論に接近された背景には、現実に九州王朝の物証とも言うべき「納音九州年号対照 表」を同会の事務局長が付近の庄屋宅から発見されその実用の痕跡さえも確認できたにも関わらず、自己保身の一点だけで学会通説を鵜のみにする文化庁、教育 庁の意向に沿い、報道機関の一切が覆冠りを決め込んだ事への幻滅が働いたと思われます。
如何に、現在の歴史が歪められているかが白日の元に晒された感がしますが、今後とも古代史に関しては「邪馬台国畿内説」に象徴される大嘘がまだまだまかり通る事になりそうです。菊水史談会が五月中に三つの講演会を行います。
始めは自らの耳を疑ったほどでしたが、どうやら本気のようで一年分のスケジュールを一気に消化する勢いなのです。それと言うのも5月8日の連休最終日に超大物中の大物、宮地嶽神社の浄見 譲宮司の講演を予定されているからです。
宮地嶽神社と言えば、九州北半の大半のバス、タクシー、乗用車に宮地嶽神社交通安全の御守りが置かれていた時代があり、驚くほどの信仰圏(祭祀圏)を持っていた事は皆さんご存知の通りです。
この太宰府天満宮に次いで県下で(と言う事は九州全域に於いて)参拝客が多いこの神社こそ謎の九州王朝宮廷舞と言われる「筑紫舞」を継承した神社であり、今尚続くその信仰圏は、九州王朝の中枢領域(直轄支配地域)を思わせているのです。
久留米地名研究会でも五年ほど前に浄見宮司に「九州王朝の周辺」講演をお願いしていますが、いよいよ、「筑紫舞」で中心的な役割を果たす肥後の翁の領域で講演して頂けるところまで来たのです。
それに合わせ、佃収先生による「筑紫舞の肥後の翁と江田船山古墳」という講演も行われる模様で、まさに、夏の古墳祭り(江田船山古墳)への伏線が静かに敷かれているとも言えそうです。
菊水史談会(熊本県和水町)久留米地名研究会提携団体会場:和水町中央公民館 熊本県玉名郡和水町江田3883-1 ℡0968-86-2022 事前申込不要 資料代500円
※ 講演に関する簡単な質問は09062983254(古川)まで、詳細は09037874460史談会事務局(前垣)まで
中には九州王朝論をご存知でないという潜りの古代史ファンもおられるのかも知れませんが、まずは九州王朝論の一端でもお聴きになれば、現在の通説によって持ち込まれたデタラメな古代史観が一変する事と思います。
考古学会がしがみつく「邪馬台国畿内説」などという大嘘から一刻も早く解放され、真実の列島の神代史、古代史に目を向けて頂きたいと思います。
九州王朝論者の皆さんも宮地嶽神社の宮司によるお話を直接お聴きになっては如何でしょう。