スポット080 参拝客急増の宮地嶽神社と山梨県勝沼のぶどう寺に共通する三階松の神紋
20170116
太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久
アイドルG嵐によるCF「光の道」により参拝客が急増した福岡県福津市の宮地嶽神社には、その「嵐」による新春福岡コンサートもあって2017年の参拝客はさらなる増加を見せています。
一方、昨年放送された民放の人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地となった山梨県甲州市勝沼町勝沼の大善寺も初詣客が急増しています。
不思議なことに、この二つの寺社には三階松の神紋(家紋)を使用すると言う共通性があるのです。
この問題について何とか回答をださなければならないと、通称「ぶどう寺」の解析に入り、ひぼろぎ(跡宮)用に7~8本のblogを書いたのですが、公開が半年後となるため、急遽「ひぼろぎ逍遥」のextra版として連載しました。
「蘇民将来、巨胆将来」伝承も絡む非常に難解な解析作業であるため理解して頂けたかどうか分かりませんが、勝沼の大善寺が何故三階松の家紋を打っているのかという事に関しては、なんとか大体の見当を付ける事が出来たように考えています。
ただ、宮地嶽神社に関しても20本のblogを書いていますが、未だに、同社が、何故、三階松の神紋を打っているのかの解明ができていないため、宮地嶽神社と勝沼大善寺の間の関係が見いだせないでいます。
一応、懿徳、孝霊、孝元or孝霊、孝元、開化三代の天皇(学会通説が無視する欠史8代の天皇ですが)の方向で検討中ですが、尚、悩み続けています。
ともあれ、両方の寺社の将来の事も鑑み、宮地嶽神社には薬師如来を勧請し「長寿と繁栄」を、ぶどう寺には「宮地嶽神社」を勧請し「交通安全」を祈念する相互参拝の仕組みを取り入れたらどうかと勝手ながら考えているところです。
まずは、ぶどう寺特集とも言うべきextraシリーズ7本をお読み頂きたいと思います。