388 2016年真夏の津山の神社探訪 ⑥ “吉備の中山初見参”
20160827
太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川清久
吉備の中山と言えば中山神社になりますが、今回の津山探訪の一つがこの神社を訪問する事でした。
一般的には「鏡作神」という祭神名から一体誰が祀られているのか良く分からないと言った印象が付き纏っているようです。
百嶋神社考古学では明確で、金山彦こと瀛氏の金鎖大神(事解男命)こそが中山様なのです。
そして、そのお妃が大山祗命の妹の越智姫であり、本物の(崇神ではない)初代神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)のお妃となるアイラツヒメ(蒲池姫=阿蘇神社は否定していますが)と五瀬命をお産みになるのです。
中山神社(なかやまじんじゃ)は、岡山県津山市一宮にある神社。式内社(名神大社)、美作国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。社名は現在「なかやま」と読むが、かつては「ちゅうぜん」「ちゅうざん」と音読みしていた。別称として「仲山大明神」や「南宮」とも。
祭神は次の3柱。これらは『中山神社縁由』に基づく。主祭神鏡作神(かがみつくりのかみ)相殿神天糠戸神(あめのぬかどのかみ)石凝姥神(いしこりどめのかみ)
『延喜式頭注』には大己貴命、『作陽誌』には吉備武彦命、『大日本史』や『神祇志料』には吉備津彦命と記されている。他に金山彦命とする説もある。『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』では、当社の祭神は猿神であるとされている。
ウィキペディア(20160827 14:51)による
今回は実見だけが目的でしたのでこれ以上は踏み込みませんが、境内を見せて頂くと猿神社(上三枚)が置かれ、そのお妃であるアメノウヅメ命を祀る境内摂社(下一枚)が確認できました。
この神社は金山彦を祀る神社です。猿田彦、天宇受目命もその瀛氏の配下で活動していた事が分かりますが、猿田彦は物部氏の中核部隊であることから、物部氏の排斥に対応し神社として生き延びるために隠さざるを得なくなったものと思われます。