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558 百嶋神社考古学が描く列島の古代 ① 全国の九州王朝論者の皆さんに! “はじめに”

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558 百嶋神社考古学が描く列島の古代 ① 全国の九州王朝論者の皆さんに! “はじめに” 

20171030

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 この企画は以前「ひぼろぎ逍遥」で取り組みながらも中断していたものです。

 故)百嶋由一郎氏が追及したのは“日本人はいったいどこからやってきたのか?”というテーマでした。

 百嶋氏には相当に深い部分まで分かっておいでだったようです。

その復元の作業とまでは行きませんが、その概略を把握することによって列島の古代史にバトン・タッチしたいと考えて来ました。

このため、学会通説派が描く“奈良周辺で自然に日本と言う国家が徐々に成立した”とか、九州王朝論系の人々が描く“倭人が対馬から博多湾岸に天孫降臨し倭国が造られた”といったものとはかなり違ったものになります。


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このため、一度に全てをお伝えする事はできませんが、一般にも分かり易い形で少しずつ展開して見たいと思います。

その前に百嶋先生の手書き資料からあまり公開していない半島系の神代系譜を見て頂きます。


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百嶋由一郎 010img004髙氏系譜


渡来系民族と言えば、百済、新羅、高句麗…が定番ですが、これらの人々が大挙入って来る前に大陸からかなりの人々が入っていたようで、それらの人々が神々として描かれていたようなのです。

問題は「記」「紀」などに描かれている神々が、大陸と半島から入って来た民族を描くことなくしては、日本人を描くことはできない訳でこれらを神々の動きから探ろうとするのが百嶋神社考古学だったのです。

以後、この点に焦点を当てて個々に見て行きたいと思います。

少なくとも“奈良周辺で自然に日本と言う国家が徐々に成立した”は、ほぼ、大嘘で、九州王朝系の人々が描く“倭人が対馬から博多湾岸に天孫降臨し倭国が造られた”も、ほんの一部は正しいものの、そのままでは漫画に近いものである事がお分かり頂けるでしょう。


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百嶋由一郎 最終神代系譜


 百済は660年に、高句麗は668年に滅びます。新羅もかなり後になりますがやはり滅びます。

 これらの国からも列島への亡命者、移住者、招聘者が入りますが、それは、倭国、日本国が成立して以降の話であり、それ以前にも列島には王権が存在していた事は言うまでもありません。

 上の百嶋由一郎 最終神代系譜には、それ以前に列島に移住していた民族=神々が描かれています。

 左から7民族が描かれていますが、辿れる範囲で紀元2世紀までには出揃っており、古い姫氏にしても紀元前5世紀には列島に入っていたものと考えておられたようです。


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この外にも、3000年前からいた古々代ヘブライ系の民族(代表的なのは大国主の長男とされる事代主命)、熊本県には中国の土車(土舎)トゥチャー族、故)馬場紀美史が主張する彝族(Yízú)も入っている。

通説派は皇室を配慮してか、民族の純血性、単民族起源説などといった政治的?思い込み?としか言いようのないお伽話を続けていますが、こんなものは全くの大嘘であることは言うまでもありません。

比較的利権に薄く清潔に思える照葉樹林文化論者に於いてさえも民族の進入についてはほとんど触れず、単なる文化の伝播のみを展開しています。これも、通説派と同様のある種の自己規制なのでしょう。

大分県の別府湾は(明治16年の海図制定前)はカンタン=菡萏湾と呼ばれていましたし、現在でも邯鄲(カンタン)地区が存在します。

これも、中国映画「墨攻」に登場する邯鄲国から入って来た人々が住み着いた場所であり、その事からもシルクロードの終着点と言われた邯鄲にいた多くの西方の民が大分市周辺に入っている事を思わせます。

もういい加減に藤原が都合の良いように造った「古事記」(95%は嘘)「日本書紀」から独立し、共に真実の探求の作業に踏み込もうではありませんか!


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研究目的で百嶋神社考古学の音声CD、神代系譜、手書き資料を必要とされる方は09062983254まで

 

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一部が海南島を経由し天草の苓北に入ったと考える 黎族(リーツー)彼らが後の藤原氏になる


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