スポット197(前) 国際情勢が劇的に動いています
20180806
太宰府地名研究会 古川 清久
もうかれこれ47年も前の学生時代の話に戻ります。
私自身の話で恐縮ながら、70年安保闘争(東大全共闘、日大全共闘…)が敗北し、連合赤軍による「あさま山荘事件」が連日連夜報道され、意図的な世論誘導が行われていた時期に大学進学を迎えていました。
丁度、私達の学年の高等学校の卒業式の日が機動隊によるあさま山荘への突入の日であり、大きな鉄のハンマーが山荘の壁を破壊し突入する映像が今でも目に浮かんで来ます。
あたかも、“これから大学に進む人間はこんな真似をするな”と言わんばかりのメッセジが繰り返し流されていた事を鮮明に記憶しています。これ以降、学生運動は解体し続け、いわば敗北の歴史に落ち込んでいきます。
あれから半世紀近い時間が流れ去り、私自身もこれまでの経験を次世代に託す年齢になってきたのですが、国家からの赤裸々な警告にも関わらず、大学に進むや既に全共闘運動の敗北によって潰れていた学生自治会の再建運動の主要メンバーとして活動し、自治会再建を達成するや(確か教養部学生の半数以上を集めたのです)、自治会の反主流派として別の運動を担い、数度の2000人級の街頭デモを指導する表向きの指導部(実質的な逮捕要員であって本当の地下指導部は一学年か二学年上の先輩たちだったのですが)として「全学闘争員会」(マルではないのですが)の書記長を仰せつかり、真面目に勉強もせずに週に3回も二千枚のビラを撒き、教養部フロアーでオルグを続ける中に身を置いていた事を思い出します。
その時の親友で全学闘の委員長をやっていた男は、現在も神奈川県の金属関係労組の極少数右派組合の委員長として活動を続け(裁判闘争、地労委闘争)、神奈川~埼玉県下では知らぬ者のないポーランド連帯労組のワレサのような人物になっています。
そう言えば、15年ほど前になりますが、役所に在職中に埼玉県の某大手自動車メーカーの子会社の埼玉県内の工場に40人近い動員(職制に排除されない様に人員が必要になるのです)で朝ビラを入れるために新幹線で支援に向かった事もありました。
そういった若かりし頃に議論していたのは、中国もソ連邦もスターリニスト官僚が労働者を徹底的に弾圧した結果成立した国家であって労働者階級の敵対物でしかない…、もしも、真の労働者による権力を樹立するとすればアメリカの第7艦隊を潰せる海軍力と工業力を再建し対ソ対中の労働者による反乱を準備できなければ勝利できないといったものでした。
このため、日共系のスターリン主義はそもそもアメリカの手先ですが、全共闘運動に毒され紅衛兵万歳とかホーチミン万歳などと騒いでいた大半の既成左翼から間の抜けた新左翼の方々とは思想的衝突を繰り返していたのでした。
当然、学生としてはベトナム反戦運動ナンセンス!といった変わったスローガンになっていた訳です。
その一端をご紹介しておきましょう。
太平洋戦争下の南ベトナムのサイゴンに於いて支配的な労働者組織を築き広範囲で活動していたタ・トゥ・タオらのトロツキスト組織を潰したスターリニスト=ホーチミン(ホーおじさん?馬鹿か)北ベトナム労働党に対抗する運動を行うべきだ…と圧倒的な少数派に傾注し、その思想的には過激性を純化させていたのでした。
タ・トゥ・タオ(ベトナム語:Tạ Thu Thâu、漢字:謝秋收、1906年5
月5日 - 1945年)は、ベトナムのトロツキスト。
サイゴン(現ホーチミン市タンビン区)の小村落に貧しい大工の息子として生まれ、1927年からフランスで大学教育を受けた。1930年5月22日、タオはパリのエリゼ宮前で、ベトナムのイエンバイ省で起きた反乱の鎮圧に抗議するデモに参加して逮捕され、ベトナムに帰国した。
当時、ベトナムではトロツキズムを標榜するいくつかの団体が存在したが、1931年5月にこれらのグループは共産主義者同盟に統合され、タオはその中でもっとも優秀な指導者と目されていた。1933年には、サイゴン地方議会の選挙でトロツキストとスターリニストの候補が最大票を獲得した。結果的にこの結果はフランス植民地当局によって破棄されたものの、ベトナムにおける革命派の躍進が明らかになった。
1939年、独ソ不可侵条約締結直後にベトナムのトロツキストとスターリニストは当局による大弾圧を受け、共産主義運動は非合法化されてタオはコンダオ諸島の刑務所に収監された。1945年にタオは釈放されたが、直後に行方不明となった。現在では、ベトミンのスターリニストによって殺害されたと考えられている。
ウィキペディア(20180818 12:13)による
タ・トゥ・タオについては、当時、山川出版の「東アジア現代史」?か何かで読んでいましたが、労働者を徹底的に弾圧したスターリニスト・ベトナム労働党による反米闘争を無批判に支援するベトナム反戦運動を全く否定的に考えていたのでした。
当時、私達はギリギリ左翼の範疇には入っていたのかも知れませんが、左翼としては、思想的には最も極端な左翼であって周りからは右翼か民族派に見えていた事でしょう。
このため、間の抜けた日本労働党やソ連邦に肩入れする社会主義協会向坂派と言った連中ならばいざしらず、ただの暴力的農民運動の指導者でしかなかった毛沢東などを無批判に礼賛する連中が多い中、新左翼系の連中でさえ「紅衛兵万歳」「造反有理」を叫んでいた訳であって、紅衛兵内部に毛沢東と衝突する意志を持った本物の労働者集団が居た事(例えば毛沢東に反対したウルトラ過激派の紅衛兵集団 516兵団、湖南省無産者階級大連合=省無連…)を徹底的に弾圧したのも当時左派と言われた王洪文ら毛沢東、四人組一派だった事を知っていたのでした。
現在の中国共産党が労働者は元より、ウイグル、チベットから農民まで弾圧している実態を見れば、60~70年代の新左翼運動がスターリニストを完全には、否、殆ど批判できていなかった事は明らかです。
従って、自分自身は護憲派などではさらさらなく、平和憲法を守れ!(元々一度も守られた事などない憲法を守る事には何の価値もない!)などと不思議な事は一度も言った事はありませんでした。
ましてや非武装中立などと言った馬鹿げたスローガンも掲げてはいなかったのでした(むしろ重武装中立によってソ連邦、中国、米国にも対抗すべき…と考えていたのです)。
従って、魂を抜かれたアヒルのような米国の植民地人に成り下がる気はさらさらなく、重核武装論に進むのは後一歩でしかなかったのでした。
さて、前置きが長くなりましたが、18ケ月前に ひぼろぎ逍遥 スポット095 朝鮮半島が北主導で統一される! 20170224 を書きました。以下、一部を再掲載します。後はネットをお読み下さい。
経済破綻から、さらに深刻な国家的消失へと進みつつある韓国(南鮮)ですが、一昨年の年頭以来、“北朝鮮主導により半島が統一される”という話がネット上では静かに流れていました。
他にもありますが、まず、中丸女史によるものが代表的でしょう。
明治天皇の落胤系の孫にあたる国際政治経済ジャーナリスト中丸 薫女史ですが、15年の冬に福岡市内で一度お目に掛かる機会を得て一言二言お話ししたこともあります。ネット上の有名人のお話しながら、半島情勢に関しては聴いた当初の段階では耳を疑ったというのが正直な実感でした。
ただ、サムソン危機、韓進海運倒産、大宇造船危機、朴政権の事実上の崩壊(オンエア時点では韓国の事ですから、弾劾か)…と、ここに来てその現実性、信憑性が急速に高まりつつあるように思えるのです。
元々、年から年中嘘をつき続け手のひら返しを繰り返しているような大陸人と半島人に対しては、敬遠(敬じながら遠避けて)し一切手を出さないのが肝要…と思い、考える事さえ避けていると言うのがこの間の正直な感想でした。
しかし、非常に突飛な話に思われるとは思いますが、歴史とか国際政治といったものには裏の裏にまた裏があり、その奥にも隠し袋があるというのが本質なのです。
これは、私が僅かながらも接触を維持している博多のヤタガラス系の組織の内部では数年前から議論されていた話なのです。実際にこのような形で世界情勢が動くことを目の当たりにすると、NHKから民放まで普通のありふれた官許の報道などほとんど漫画に近く、何の意味も無い事が良く分かるのです。
彼らは故)百嶋由一郎氏が言われていた出戻り新山 熊野の国から戻って来たヤタガラスの本流組織なのであり、実際に日本という国家を動かしている人々なのだと考えています。
二、三年前には“何を惚けた事を言ってるんだ…”と言われそうな話でしたが、トランプ登場後の現在の半島情勢、国際情勢を考えるならば違和感など全くない訳であり、世の中とはこのようにして劇的に変わって行く事が分かるのです。
ここで始めにご紹介しておきたい情報がありますのでユーチューブを開き、以下をご覧頂きたいと思います。
これも、恐らくトランプ政権の登場によってようやくチャンスと判断し公開されたものでしょう。
ユーチューブでこれをご覧になれば金 正恩の父である金 正日(ジョンイル)は日本人の畑中 理を父として産まれており、この正日と横田めぐみの間に産れた正恩には、日本人の血が3/4(厳密に言えば朝鮮の日本人ハーフと日本人の結婚による)は入っている事になるのです。
従って、普通に考えれば同族との認識を持つ列島にミサイルを撃ち込むはずはないでしょうし(勿論、日本を70年以上も占領し日本を堕落させている米国には敵意を持っているのですが)、むしろ北朝鮮のミサイルは旧瀋陽軍管区を支配する江沢民派の支援の元、直接北京に向けられている可能性があるのです。
これについても、スポット119 半島情勢急変の可能性 2018年4月 米国と中国が半島北に侵攻する … 20170916 を改めてお読み頂きたいと思います。
70年前まで日本は満州に進出し列島以上の投資を行い、ほぼ、全く回収できないまま新国家建設(石原莞爾)の夢は閉じられてしまいました。
長城線の外側である満州に留まっていれば良かったのですが、熱河作戦などズルズルと北支、中支、南支へと拡大させ、最期には、大陸に百万人の陸軍を置きながら、兵力の逐次投入という最悪のパターンでガダルカナル以下の島嶼部戦闘に連戦連敗を喫したのが帝国陸軍だったのです。 この関東軍、関東庁…に拠点を置いていた帝国陸軍の一部が(復員して米軍の支配どころか処刑される事を由とせず実質的な関東軍の軍事顧問団のような存在として数千人単位で残り、勿論、ソ連軍との密約の元にソ連占領下の北朝鮮で国家の中枢に影響力を注いでいたという話は密かに伝えられていました)、北朝鮮という当初の親ソ反米政権のバック・ボーンとなっていたようなのです(事実上の軍事顧問団)。
極論すれば、北朝鮮とは米国に占領された日本帝国を奪還するために関東軍=中野学校などが人為的に造ろうとした半島の日本であった可能性(あくまでも意識的に残った関東軍の軍人、技術者、科学者の主観ですが)でさえあるのです。
これは中国でも同様で、私も中国の残留孤児の業務に携わったこともあったことから、当時、日本の技術者、軍人が復員、帰国を留めて残され、意識的に残り、ダムの発電技師とか航空機の整備や航空技術の伝授や鉄道輸送…の技術、技能を伝授し継承したという話は幾らも遭遇していました。
今回、「伊達家の御曹司…」が公開された事によって、ようやく単なる噂でしかなかったものが一気に現実性を帯びてきたのでした(まだ、そのまま信用して良いかどうかは不明ですが探索は続けています)。
ヤルタ・ポツダム体制という戦後処理が半島に於いては朝鮮戦争によって五、六年はずれ込んだのですが(遅れた)、基本的にはソ連邦と米帝による世界分割支配(虚構の対立)のいわば道具として人為的に造られたのが38度線による南北朝鮮だったのです。
このため、元モルドバ大使の真渕睦夫氏が言っている様に、マッカーサーは勝てる作戦は幾らもあったにも拘わらずワザと負けさせられ、分割支配構造が固定され残され、その恐怖の対立の装いの元に、米国による日本占領が実質的に今日まで継続され、法外な値段の二~三線級の兵器が売り込まれ(明治維新の兵器がアメリカ南北戦争の払い下げによる日本の「金」の強奪だったのであり、明治維新とはバラ革命などのユダヤ金融マフィアによる逆陰謀でしかなかったのです)、一方の北朝鮮、韓国の対立も、米ソが各々の支配を残す口実としていたのでした。
従って、恐らくスターリン(彼は私が産れた1953年に死にますが)の了解の元に、畑中 理 以下の北鮮への影響力が残されていた可能性は十分にあるのです。
問題は、世界分割の一環としての半島分割も、一方のソ連邦が1989~91年に掛けて崩壊したことによって劇的に変化します。
北朝鮮がソ連邦という庇護者を失い=放置された結果、実質的にそれを引き継いだアメリカのCIAの誘導下コントロール下にあったものの(だからオバマまではアメリカ=民主党政権の手駒として放任していた)、トランプの登場によって、“俺たちはどうすればいいんだ”とばかりに見せ掛けばかりのナイフを振り回したのがこの間の朝鮮労働党だったのです。
従って、北朝鮮の核ミサイルなど深刻に考える必要など全くないのであって、一発でも打ち込んで来れば数十分後には北朝鮮は焦土と化すはずなのです。
それよりも問題なのは史上最悪の国家中国の存在なのです。
田中角栄以来の日本の対中援助(円借款)の結果、無償援助は元より、技術開発、軍事予算に振り向けられ、口では綺麗ごとが言われていますが、恐らく真面目に返済するはずは全くないのであって、日本の援助によって造られた日本向けの核ミサイルが30万以上の都市には全て照準が合わせられている事になっているのです。
結局、対中援助とは日本の国力を落すためにアメリカからの要請で行われたものなのですが、実に馬鹿げた事をしてしまったのでした。
当時、上海や北京でも所得は日本の20分の1、30分の1であって、貨幣価値を考えれば日本から中国への借款供与、無償援助が如何に巨大なものであったかが分かるのです。
つまり日本の冨によって中国という巨大な怪物を育て造ったのでした。
これも日本に追い落とされる事を恐れたアメリカ=キッシンジャーが仕組んだ事でした。
今また、全く物を造らず造れなくなったアメリカが、日本を追い落とすために中国を利用しようとばかりに投資した結果、今度は無警戒に育て上げた中国がアメリカを圧倒する怪物に育ってしまったのでした。
毎日、毎日、呼吸するかの如く嘘をつくのが中国人であり、李舜臣を持ち出すまでもなく(停戦協定成立後に攻撃し唐軍も呆れて見ていたのですが、その程度の人物が朝鮮の英雄なのです)情勢の変化に併せ直ぐに裏切り態度を豹変させ続けてきたのが朝鮮人だったのです。こんな連中を信用する凡そ馬鹿げた事であって、結局、キッシンジャーもオバマモも、結局は中国に手玉に取られたことになるのです。
そこで、最近公開されたものですが、さらに衝撃的な話が飛び出してきたのです。
それは、日本は既に自前で核武装しているという話です。