335 読者の皆さんへ
20160503
久留米地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久
本ブログ「ひぼろぎ逍遥」と連携ブログ「ひぼろぎ逍遥」(跡宮)をお読み頂きありがとうございます。
ホーム・ページ制作者などから聴く話ですが、通常、この手のブログは日量のアクセス件数が100を越えれば大成功と言われているようです。
現在、「ひぼろぎ逍遥」は月間で13500件、後発ブログの「ひぼろぎ逍遥」(跡宮)が月間11500件程度、合計で月間25000件のアクセスとなっています。
一時的ではなく、数カ月間この水準を維持しているようですので、まずは、このレベルを維持し安定した状態となっているようです。
月間2500件という数字は、年間30万件になり、2014年1月にスタートした30ケ月程度のブログとしてはかなり成功した部類と言えそうです。改めて、読者の皆様に対してお礼申し上げます。
ちなみに、今日出てきた昨日のアクセスも「ひぼろぎ逍遥」509件、同(跡宮)が499件と合計で1000件を超えています。
長期的に見ればネット上にアップして行く絶対量は増え続ける訳で、普通に考えれば、安定して漸増していくはずです。
従って、十年前から書いていて、日量900件のアクセス程度のものと、二年程度でそのレベルにのし上がってきた事とは意味が異なり、まさに、猛烈に書き続けた事の結果だった訳です。
その代わりに失ったものは大きいはずで、もっと、視野が広げられたかもしれない、もっと読むべき本があったかもしれない、もっと違う出会いがあったかも知れないという思いは消せません。
佐賀県内のとある地方自治体で役所暮らしをしながら2003年4月に「有明海異変」という本を書きましたが、既に二つのブログだけで、28000ページは書いており、ページ数から換算して、この程度の本の10冊分の原稿を書いている事になります。
この本は、農水省の地下の売店でも5~60冊売れたそうですが、まだ、在庫が多少ありますので、希望される方は、直接、版元である福岡市の不知火書房に電話を掛ければ手に入ります(1800円)。
私の手元には数冊しかありませんので。
「不知火書房」(福岡市中央区桜坂3-12-78-205) ℡090-6298-3254 (米本まで)
「環境問題を考える」(環境問題の科学的根拠を論じる)という近藤邦明氏のHPがあるのですが、このサイトは武田邦彦氏がネット上やTV上でも脚光を浴びるかなり前の(2000年)から、「CO2温暖化論」という国家的デマと原子力産業を追及するキャンペーンを行っていました。
この本を出版した後、この近藤邦明氏や槌田敦教授と接触し、「環境問題を考える」サブ・サイト「アンビエンテ」として、「有明海諫早湾干拓事業リポート」他として下世話な公共事業の問題を数年間書き続けてもいたことを考えると、まさに、ここ二十年間、下手な文章を書き続けてきたことになります。
ただ、ブログを書き続ける事は、実際のところ大変な作業で、かなりの経費も掛かりますし、パソコンのトラブルからデータの保管やオンエアへのリミット、調査旅行の行程…と緊張とストレスが連続する事に耐えなければなりません。
環境問題をベースに多くのことを書いてきたのに、何故、今は「神社」について書いているのかというお話はいずれするつもりですが、これほど神社に関して勝手な事を書いているにも関わらず、ほとんどクレームらしいものが聞こえてこないという事を不思議に思っています。
実のところ神社のブログを書いていれば、「天皇陛下に対して不敬である!」といった、たかだか親米反ソのレベルの低い右翼から新興宗教がかった方々は元より、神社研究者や神社関係者からお小言を頂戴するものと覚悟していました。
ところが、実質的にはたった一件だけ九州古代史の会系の神社研究者と思われる方から反論とも罵倒とも言えないコメントがブログ宛に送られてきただけで、ほぼ、皆無といった静けさが続いているのです。
現在、百嶋由一郎神社考古学研究班は、勉強会に参加されている方だけで延べ20人程度、関東、関西で百嶋研究をベースに神社研究を行っておられる方など最低でも30人近くが神社を調べておられるようです。
その原因を考えていたのですが、既に神社を研究する団体、神社研究者のグループが存在していないし、教えを乞いたいと思うような先達者、団体が存在していないのではないかと言う驚愕の事実を確認している状態にあるのではないかという事です。
確かにうちの研究グループでは多くのメンバーが日夜多くの神社を訪れ、ネットを駆使し、資料を調べ続けています。
恐らく、九州全域で考えてもこれ以上に活動的なグループは存在していないようです。
ただ、神社に詳しい研究者はおられるはずで、接触を求めておられれば、その周辺からでもアクセスがあるのではないかと考えています。
ヨチヨチ歩きを始めた小さな神社研究グループでしたが、いつしか先頭に立たされ、最先端で苦闘しているという事実に直面し、その責任の重さを実感しているところです。
皆さんに教えて頂きたいことがあるのですが、もしも、神社に詳しい研究者や研究グループをご存じの方がおられたら、09062983254までご一報下さい。
恐らくここ十年で、神社に詳しい人、貴重な神社伝承、貴重な文献の一切が消失して行く事でしょう。
行政はそのことに関して危機意識を全く持っておらず、学会通説に阿る内容は自らの利益になることから熱心ですが、古代の真実、真相の究明に至る研究は荒唐無稽な話としてあたかもそうすることが識者の条件とでも言わんばかりに排除し続けています。
また、生前の百嶋由一郎先生と接触され文書等をお持ちの方がおられましたらその貴重この上ない資料を確保(複製)したいのでご一報下さい。
現在、百嶋神社考古学勉強会は鹿児島本線JR春日駅前のくるま座で月例会を続けています。
20人程度のメンバーで、毎月(日程は固定していません)10名前後の研究会が行われています。
直接、くるま座に連絡を取られても構いません(現在数カ月中断していますがいずれ復活します)。
どうせ「古事記」「日本書紀」の95%は嘘ですから、記紀を知らないからと足踏みをされる必要は一切ありません。
勿論、特定の教祖様がおられる訳ではありませんのでカルト集団などでは全くなく、参加者が平等に意見を交換し神社の研究を続けている民間団体です。