スポット127 崇神天皇とは誰か?
20171001
太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久
これは百嶋神社考古学でも最重要のテーマであり、後期の九州王朝でも高良玉垂命や神功皇后が活躍した時代に臣下として活動した崇神天皇の正体を具体的に明らかにされておられる方がある事を公開し、多くの方々に検討して頂きたいと提起するものです。
歴史家。1939年生まれ。1958年熊本県立玉名高等学校卒業。1962年東京教育大学理学部数学科卒業。コンピュータ販売会社勤務。95年退社。東アジアの古代文化を考える会会員。『古代文化を考える』(同人誌)編集・事務局。
•『古代史の復元 1 倭人のルーツと渤海沿岸』ストーク 1997
•『古代史の復元 2 伊都国と渡来邪馬壹国』ストーク 1998
•『古代史の復元 3 神武・崇神と初期ヤマト王権』ストーク 1999
•『古代史の復元 4 四世紀の北部九州と近畿』ストーク 2000
•『古代史の復元 5 倭の五王と磐井の乱』ストーク 2001
•『古代史の復元 6 物部氏と蘇我氏と上宮王家』ストーク 2004
•『古代史の復元 7 天智王権と天武王権』ストーク 2007
•『古代史の復元 8 天武天皇と大寺の移築』ストーク 2010
•『古代史の提言 1 新「日本の古代史」 上』ストーク 2014
•『古代史の提言 2 新「日本の古代史」 中』ストーク 2015
佃先生には過去五回程度お逢いしていますが、寡欲で極めて控えめな方で、本物の研究者と言った印象を受けています。
九州王朝論者と言えば、九割方が古田武彦の信奉者といったところでしょうが、絶えず少数派に流れる私のような人間にとっては、神にも等しい本物の研究者であり、素晴らしいばかりの十著を公刊されているのです(写真は久留米大学で講演中の佃 収 氏)。以下、同人誌「古代文化を考える」69号 91p~