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502 見た目に美しい八幡社二題 ② “日出町の若宮八幡神社”

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502 見た目に美しい八幡社二題 ② “日出町の若宮八幡神社” 

20170625

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 勿論、社殿の美しさだけで取り上げているのではないのですが、この日出町の若宮八幡神社も見るだけで価値を感じる神社です。

 電信柱や神社の周りの無粋な電線や倉庫や標識…といったものが無かった時代には、それこそ絵にも描けない美しい風景だったと思えるものです。

 昔の旅行というより「旅」というものが、ほとんど寺参りや神社詣りであった事があながち間違いなかったと思えるのは、石工、宮大工、瓦職人、左官、建具大工、紺屋、庭師に至るまで、それこそ心血を注いで技を競い最先端のもので寺や神社が造り上げられ関連する文物がをの周りに集中していたからなのです。

 それこそほんの百年前まで、寺や神社は、現在、人々を集める郊外型大型商業施設以上の賑わいを見せていたものだったのです。

 しかし、この神社は見た目が美しいだけではないのです。

 その理由は「若宮八幡」の名を冠されたこの神社が、高良玉垂命と仲哀亡き後の神功皇后との間に産れた若宮=仁徳天皇=大雀命=シレカシノミコト(九躰皇子の筆頭)を主祭神として抱いている事にあるのです。これこそが九州王朝の痕跡なのですが、九州王朝論者とか言われる方もお気づきではないのです。


祭神 大雀命 足仲彦命 息長足姫命 誉田別命 大山守命 宇治皇子 市杵島姫命


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502-3
 

502-8由緒の祭神には大雀命 足仲彦命 息長足姫命 誉田別命 大山守命 宇治皇子 市杵島姫命とあり、神明神社に相当するものはありません。別社との認識なのでしょうが、恐らく天御中主を祀るものと理解しておきます。


502-47


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では、最後に境内摂社をご覧頂きましょう。


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