228 豊の国古代史研究会が活動を始めました!
20150808
久留米地名研究会 古川 清久
冒頭の写真は、去る7月12日に25人程度の参加者によってスタートした豊の国古代史研究会ですが、次は内倉武久氏に代わって福永晋三氏による講演が行われる予定で準備中です。
25人程度の参加で侮られそうですが、久留米地名研究会が8年前に活動を開始した時には、20人を超えるのに半年以上を要した事を考えれば、まずは上々の滑り出しと言うべきで、既に50人が収容できる会場を用意しているそうです。
久留米地名研究会が、久留米大学の公開講座(年間30セッション)の拡大によって単独では休会せざるを得なくなった埋め合わせを十分すぎるほどやってくれたようです。
これまで、「九州王朝研究」というものが、どちらかと言うと筑前に偏重した調査研究しか行ってこなかった事に対して、肥後に目を向け、菊池(川流域)地名研究会を生み出し、菊水史談会との連携もできてきたのですが、空白となっていた筑豊、豊前に新たな研究拠点を得た事は、小さな点と細い線を繋ぐ稚拙な体制から北部九州全域をカバーできる面の研究体制が整えられたことになるのではないかと喜んでいるところです。
第一回目は会場が手狭だったためこれ以上の参加を呼びかけられませんでしたが、8月2日の第二回目の会場は、50人は収容できる所である上に、香春町中央公民館で行われた講演には70人を超す参加を得ており、単独開催でもかなりの充実した研究会になるのではないかと考えています。
福永先生は、半月の間、肥後、筑前、筑豊、豊前を飛び歩いておられますが、今夏5ケ所の講演で300人を集める事になりそうです。
8月29日に予定されていた久留米大学の公開講座(特別枠)古代史九州王朝論が10月から11月に延期された事から、夏の終わりに筑後地区で久留米地名研究会をスポット的に入れようかとも考えているところです。
25人参加の第1回豊の国古代史研究会活動開始
6月にも、久留米地名研究会メンバーであり、草書体で解く「邪馬台国の謎」の著者である井上悦文氏が主催する古代史の研究会を中心に内倉武久氏の講演会が行われましたが、それに連動して一気に豊の国古代史研究会が赤村、大任町、川崎町、香春町、田川市などをエリアに活動を開始しました。